[最終更新日]2017/06/15

和室のリフォームを成功させるためのコツと注意点

和室は畳・襖や仏間等といった古くからの日本の風情を感じられる特徴がある部屋です。しかし現代では、日本の生活や気候の変化や、量販している家具の洋室向けになってきたことから、徐々に和室が敬遠される事も多くなってきています。

そういった時代の変化の中で、和室に敷いてある畳を撤去し、フローリングに変える、いわゆる「和室の洋室化」のリフォームの人気が高まってきています。

和室を洋室化することで確かに部屋の利便性は高まります。ですが、和室の畳だけフローリングにして他の部分はそのままにする、といったような中途半端なリフォームをすると、部屋の景観が「”和室”なのか”洋室”なのかハッキリしない部屋」になってしまうというデメリットも有ります。

この記事では、「和室を洋室にリフォームする際の方法」や、「リフォームでかかる費用」、そしてその際に「注意しておくべき点」についてご紹介します。

この記事でわかること

 和室をフローリング(洋室)にする方法
 和室をフローリングにリフォームして掛かる費用
 和室を洋室化する際に注意しておくこと

 

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和室をフローリング(洋室)にするメリット

もともと畳が敷いてあった和室を洋風のフローリングに変更するのは、リフォームにおいて人気がある工事のひとつです。とはいえ「今ある和室を残したほうがいいのかも」「和室があると何か便利なことがあるのかもしれない」という不安から、中々リフォームに踏み切れないという方もいるかもしれません。この項目では、畳の部屋をフローリング化することで得られるメリットを紹介します。

 

掃除の手間が少なくなる

和室はほとんどが畳敷きになっているため、傷や汚れがつきやすいというデメリットがあります。掃除のときにテーブルをずらすだけでも慎重に行わなければいけません。飲み物をこぼしてしまった日には、畳に染み込んでしまったら汚れを落とすことは非常に困難なため、大変な思いをしてしまいます。

それと比較してフローリングの場合は、材質が硬く、水分の吸収も緩やかなので掃除の手間は畳に比べて非常に少ないと言えるでしょう。

 

ダニ等の害虫が発生しないため清潔さを保ちやすい

畳は「い草」でできているため、ダニの発生にも気をつけなくてはいけません。特にスキマの多い畳は、季節や周辺環境によっては掃除や手入れをしていてもダニ繁殖の温床になってしまう恐れがあります。フローリングの場合、清潔な環境を保っていれば床材にダニが発生することはありませんから、ダニ等の害虫の被害を心配する必要がなくなります。
 

和室をフローリング(洋室)にする手順

 和室の畳をフローリングにするための手順

 
① 和室の畳を撤去する
② 畳の下にある床に木材で根太と呼ばれるフローリング用の構造・下地を作る
③ 根太と根太の間にスタイロフォームと呼ばれる断熱・保温材を差し込む
④ フロア用の床材を根太の上から張り付けてフローリングが完成

畳からフローリングに変えるリフォームには、工事の際に出てくる廃材が古い畳しかないという特徴があります。ですから、洋室のフローリングを張替する場合より、廃材処分費が少ない分かかる費用は安くなります。

また、通常の洋室のフローリングをリフォームをする際は、元々の床の上から重ねて新しい床材を張る方法がよく用いられます。この場合、元の状態より床の高さが上がってしまうため、扉やクローゼットの開閉時に擦ってしまったり開かなくなってしまう等のトラブルが頻繁に起こってしまいます。

一方、畳からフローリングに変える場合は、畳を撤去してから行うため、元々畳の高さに合わせてフロア材を張り合わせていくことが可能です。そのため、床の高さが変わることによる建具の収まり等のトラブルが少ないのも特徴です。

 

和室をフローリング化して掛かる費用

部屋の大きさ施工単価
(1㎡あたり)
フローリング工事費用
(部屋面積×単価)
6畳(10㎡)12,000120,000
8畳(13㎡)12,000156,000
10畳(16㎡)12,000192,000

※既存畳処分費+根太用木下地+フロア材料費込(使用する材料により施工単価金額は変わります)

 

和室を洋室化する際に注意しておくこと

和室をフローリング化するリフォームにも注意しなくてはいけないことはあります。和室の場合、上の画像のように、木造の柱が露出している「真壁造り」になっていたり、扉ではなく引き戸の場合が多いため「鴨居」があったり、天井には木目調のプリントがなされた「ラミネート天井材」が張られている等、部屋の造りが和室ならではの構造になっています。

ここで床だけをフローリング化してしまうと、部屋の構造自体は和室なのに「フローリング」という洋風の要素が入り込んでしまいます。そのため、人によっては「どっちつかず」な中途半端な印象を残してしまう部屋になってしまう可能性が高くなります。

和室を完全な洋室にリフォームする場合には、鴨居や柱、天井に合板を重ね張りした上で白い壁紙を張る作業が必要になります。そうすることで、鴨井やラミネート天井を隠し、洋室と同じ真っ白な壁を作ることができるのです。

 

フローリング化せず和室のままリフォームするのも一つの手段

和室を完全に洋室にリフォームする場合、全てを同時に行わないと中途半端な印象になってしまうことが判りました。とはいえ、これらを一斉に行ってしまうとフローリング工事だけの場合と比べて大変な費用がかかる大規模工事になってしまいます。そんなときは、和の雰囲気を生かしたままオシャレにリフォームしてみるというのも検討してみてはいかがでしょうか?

和室を残したままオシャレにリフォームする場合、

  • 壁紙や襖紙を、凝った本格的な和風なものに張り替える
  • 畳を従来のものから「正方形でツートンがオシャレな琉球畳(縁なし畳)」に変更する
  • といった方法が考えられます。最近は和室用のオシャレな壁紙も多く製造されているため、壁紙のデザインや配置を変更するだけでも素敵な和室が作ることができます。

    フローリング化を行わず和室のまま畳を残してリフォームを行ったとしても、和室ならではの魅力をいっそう引き出したオリジナルなリフォームをすることができます。リフォームで後悔しないためにも、自分のこだわりや、求めている利便性・機能性を考えながら、

  • どこまで和室の形を残してリフォームするのか
  • 自分は本当にフローリング工事を求めているのか
  •  
    こういった部分を突き詰めてからリフォームの方向性を決めていくと、和室のリフォームを成功させることができるでしょう。

     

    まとめ

    チェックポイント!

    「和室の洋室化」を行うリフォームは人気だが、注意点やデメリットも知っておこう
    和室の構造を残したままフローリング工事だけを行うと、和・洋どっち付かずな印象の部屋になってしまう
    自分のこだわりや、求めいる利便性・機能性を考えてどのように和室をリフォームしていくか判断することが大事

    和室をフローリング化することで、部屋の床掃除が簡単になったり、ダニなどの害虫の発生を防止できたりと、清潔な状態を保ちやすくすることができるというメリットがあるため、「和室を洋室化」するリフォームの人気が高まってきています。

    しかし、「鴨居」や「真壁造り」「襖」などの和室の構造を残したままでフローリング化だけを行うと、和室なのか洋室なのか、どっちつかずの印象が残る部屋になってしまう可能性があるので注意が必要です。

    部屋の全てを洋風にするリフォームを行うと費用が一気に加算されてしまうことになるため、こだわりや利便性・機能性を考え、自分が本当に洋室を必要としているかを判断してからリフォームを行うことが大切になります。

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