【リフォームの流れ】 工事期間中の注意点

リフォーム工事の中間検査での確認事項

投稿日:2017年5月18日 更新日:

 
リフォーム工事がはじまりある程度工事が進んでいくと、依頼主は思っていた通りに完成するかという不安よりも、ワクワク感が勝ってきます。工事の不備のチェックも粗方終わってしまうと、現場を見に行く際も「ここにテレビを置いて、ここにテーブルを置いて…」等、リフォーム完了後の生活のイメージでいっぱいになることでしょう。

そんな中、後は内装工事だけ、というところまで工事が進んだ時に行われるのが中間検査です。中間検査では、リフォームを早く終わらせて欲しいと考える依頼主も多く、大きな修正や変更指示が行われずに終わることがあります。しかし、この中間検査で気を抜いてしまったがために、コンセントや照明の位置や数で大きな失敗をしてしまう事例が多く報告されています。
 
これらの失敗は内装工事が終わってからでは変更が難しいため、せっかくキレイに終わった工事をやり直す必要がでてきたり、工事跡が残ってしまったりと、せっかくキレイに完了したリフォームが台無しになってしまう恐れがあります。この記事では、リフォーム工事の中間検査の目的や、どういったところに注意するべきか、失敗事例の多いコンセントや照明の確認方法を事例にご紹介します。

この記事でわかること

  中間検査を行う目的
  中間検査の内容と確認すべきこと

中間検査を行う理由


 
そもそも中間検査とは、どのような目的で行われるのでしょうか?中間検査は、依頼主とリフォーム業者の工事責任者が立会い、リフォーム工事の全工程が完了する前に、見積書や図面、行程表に基づいて施行や品質、資材も含め、全てが予定通り施工されているかを確認する作業のことを言います。工事が行われている途中で確認を行うのは、リフォーム工事には完了してしまってからでは手直しが難しい部分や検査できない部分がたくさん存在するからです。

特に入念にチェックするべきところは、仕上げ工事で隠蔽される部、手直しが困難な部分です。中間検査は、一般的に内装工事が行われる前に実施されます。内装工事とは「仕上げ工事」とも呼ばれる、壁紙の張替えや床クッションフロア(主に水回りに使用されるビニール製の床材)の張替え等の工事のことです。これが完了した箇所に後から手を加えると、せっかくキレイに仕上げた箇所が汚れたり、工事の跡が残ってしまうリスクがあります。

中間検査は工事がある程度進んでから実施されるため、リフォーム後に実際に生活しているところをイメージしながら行うことができます。今まで行ってきた工事の不備や不具合、手直しが必要になる場所を検査するだけではなく、工事が始まる前の打ち合わせの時には気づかなかった点、内容を変更したい場所も気をつけてみるといいでしょう。

次項では、リフォーム工事でよく失敗してしまう電気配線工事を例に、中間検査でよく確認すべき注意点を紹介します。
 

コンセントや照明器具の位置や増設の要否を検査時に必ず確認しよう

 

コンセントの位置と数


 
リフォーム工事完了後、実際に生活してみて不便に思う事例が多く報告されているのがスイッチ・コンセント関係です。リフォーム工事で後悔した点は人によって大きく異なるものですが、失敗事例や後悔している点としてトップ10に入ってくるのが「スイッチ・コンセントの位置と数」だと言います。

特にコンセントは必要な位置に必要な数がないと不満を感じる代表例です。例えば、キッチンです。レンジやオーブン、炊飯器に冷蔵庫など意外に多くの電化製品が活躍することになるキッチン。コンセントの数を少なく見積もってしまうと、作業のたびにプラグの抜き差しが必要になり、料理を作るたびにストレスを感じてしまいます。仕方なくコンセントの差込口を増やすマルチタップを使用すると、いつの間にかタコ足配線になってしまい、外見的にも良くない上、火災の危険まで発生してしまいます。

内装工事が完了してしまうと、コンセントを増やすことは非常に困難になります。せっかく取り付けた壁紙を剥がし、石膏ボードに穴を開ける必要になるためです。位置の変更になるとさらに厄介で、最悪、内装工事をやり直す必要がでてきます。

工事の前、図面で間取りを考えている際には、どうしてもコンセントの位置や数までは気が回らないもの。中間検査では「ここにテレビを置く」「空調はここ」「キッチンで使う電化製品は○個」等、生活しているシーンをイメージしながら「コンセントの数は足りているか、位置はここで不便がないか」を確認しておきましょう。

ちなみに、一般的には床面積40坪につき35~40程度、キッチンでは6つ(1つは200W)、リビングには6つ、個室は各3~4つのコンセントが必要になるそうです。検査の際に、参考にしてみてください。

照明器具の位置と数


画像出典:LIGHTING FACTORY
もうひとつ内装工事後に変更が困難になってくるのが、照明です。上記画像のような埋め込み型の照明(ダウンライト)を設置する場合、増設なら内装工事後でも可能なのですが、移設したいということになると、内装工事をやり直す必要があるのです。

埋め込み型の照明を設置する際は、天井のボードに穴を開ける必要があります。そのため増設なら、もうひとつ穴を開けて設置することができますが、移設するとなると移設前の穴をどうするのかという問題が発生してしまうのです。

照明器具の位置を決める際に留意するべき点は、家具の位置でしょう。中間検査時には、テーブルを設置する場所や本棚などの大きな家具によって暗くなってしまう場所をイメージしながら「照明器具の位置は本当にここでいいのか」を確認するといいでしょう。
 

まとめ

チェックポイント!

内装工事の完了後は工事の追加・変更が難しい
中間検査では、リフォーム工事完了後の生活を具体的に想像しながら、工事の不足や変更点が無いか入念に確認しよう
よくある失敗事例はコンセントや照明器具の設置数の不足と設置位置の不満。中間検査時点では変更が効くので、要望があれば伝えよう

内装工事が完了してしまうと、工事の追加や変更が難しくなります。せっかく張った壁紙を剥がしたり、壁材の石膏ボードに穴を開けたり、最悪、その部分の工事自体をやり直さなくてはいけなくなってしまいます。それを防ぐために行うのが、中間検査です。リフォーム工事完了後の生活を具体的にイメージしながら、工事の不備や問題点、変更する部分を確認していくことが大切です。

リフォーム後に不満に感じることが多いのがコンセントや照明器具の位置と数です。コンセントが足りないと、家事や生活自体が不便になるし、位置が悪いと延長ケーブルでせっかくキレイにした部屋が台無しです。照明も同様に、イメージした場所にないと生活が暗くなってしまったり、家具を思った場所に設置できなかったり等の不満が次々吹き出てくることでしょう。

とはいえ内装工事が完了した後では、コンセントや照明の変更は非常に困難です。中間検査の段階ではまだ変更が効くので、特に入念にチェックするようにしましょう。

 







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