[最終更新日]2017/05/18

屋根・外壁のリフォームの工事方法と掛かる費用を解説

屋根・外壁のリフォーム

屋根や外壁は「経年劣化により必要にせまられて」リフォームするというケースが多いです。

家は老朽化します。雨漏りなどから湿気が入り込み、構造材が痛んでしまうなんてことも。高気密な家であるほど、一度水分の侵入を許してしまうと放出できずに劣化スピードを速めてしまいます。

損傷・劣化したまま放置すると、住宅性能そのものに関わります。その予防にも屋根・外壁という「外側」のメンテナンスは非常に重要なんです。
リフォームは家を長持ちさせつつ、見た目も美しくイメージチェンジするチャンスでもある、というわけですね!

なお高所作業のため、足場代や材料の搬入・撤去などの作業費が上がりがち。安くはない工事のため他のリフォームと同時に行わなくても構いません。
しかし、住まいを長持ちさせるためにも「必要なもの」と割り切って資金計画を立てておくべきでしょう。

この記事でわかること

屋根・外壁リフォーム工事で掛かる費用
屋根・外壁リフォーム工事が必要な理由
屋根・外壁リフォーム工事のやり方

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屋根のリフォーム工事

 屋根のリフォームの目的はメンテナンス

屋根のリフォームはおもに「家の構造の保護のため」に行います。

当然見た目のキレイさも取り戻せますが、本来の役割である「対候性・防水性・断熱性」を維持することが大切です。
目視ではチェックしづらい場所ですが、色褪せや変色、割れに気づいたらメンテナンスを検討しましょう。

屋根は紫外線・風雨・寒暖差など、過酷な環境におかれています。
屋根の下地には防水シートが貼られていますが、シート自体の耐用年数は15~20年と言われています。

また、屋根材によっても耐久性は異なります。
素材や商品で違いはありますが、一般的には粘土瓦>スレート>ガルバリウム鋼板の順で耐用年数が長いです。
粘土瓦は下地が痛んだとき、その他は塗装・下地の痛みに応じてリフォームすることになります。

5~10年のスパンで点検し、痛みが見つかったら対処できるようにしておきましょう。なお、基本的に劣化が進むほど費用がかさみます。

工事の方法① 屋根の塗装

屋根の塗り替え

屋根の塗り替え既存の屋根に専用の塗料を塗る方法です。
色褪せ、断熱、雨漏りなどの対策として、それに合った塗材を塗って補修していきます。

塗り替えられる屋根材はスレートやガルバリウム鋼板、セメント瓦などの塗装系です。粘土瓦は塗装でないため対象外となります。
屋根材・下地材の痛みが激しい場合は対応しきれないため、別の工事が必要になります。

工事でかかる費用

【50万円~】
※延床面積120㎡程度の一般的な住宅での目安。以後の費用も同じ条件で記載しています。

既存の屋根を残して施工するため廃材が出ず、比較的安く済みます。
なお、安価な塗料は耐用年数が短く、頻繁にな塗り替えが必要になってしまいます。逆に高くつく可能性もあるので注意が必要です。

塗料の種類は複数あり、耐用年数や機能に比例して高額になります。グレードの高い順に並べると、光触媒>フッ素樹脂>シリコン樹脂>ウレタン樹脂>アクリル樹脂となります。

費用対効果をよく考えたうえで選択したいですね。

工事の方法② 屋根の重ね葺き

屋根の重ね葺き
重ね葺き既存の屋根の上に、新しい屋根材を重ねて載せる方法です。

屋根の痛みが強くても、下地材(野地板や防水材)が問題なければ「上から葺きなおす」ことでカバーできます。
屋根の上に屋根を重ねるという工事の性質上、スレートやガルバリウム鋼板などの軽い屋根材を載せることになります。瓦屋根には不向きです。

工事でかかる費用

【80万円~】

材料費がかかるので塗り替えよりは高くなりますが、廃材の撤去がないため中程度の価格帯です。
屋根材はスレートが価格・維持しやすさの両方で手軽でしょう。ガルバリウム鋼板は劣化が早いですし、施工慣れしている会社が少ない状況です。

工事の方法③ 屋根の葺き替え

屋根の葺き替え
葺き替えは、既存の屋根を撤去して、新しい屋根材を載せる方法です。

下地材まで痛みが出ている場合は、一度すべて撤去してから新しく葺きなおします。また、耐震性能を高めるために軽い屋根に葺きなおす場合も葺き替えとされます。

好きな屋根材を選べるので、デザイン性・性能面の選択の広がる工法でもあります。

工事でかかる費用

【100万円~】

新しい材料費のほか、廃材の撤去・処分費がかかります。施工に時間も要するので、費用は高めになります。

外壁のリフォーム工事

 外壁のリフォームの目的はメンテナンス、同時に外観・断熱も狙える

外壁も屋根と同じく、基本は「家を守るため」にリフォームを行います。
劣化したシーリングやヒビ、窓のサッシの隙間から浸水してしまうので見つけたら補修は必要不可欠。

あわせて外観のイメージチェンジもはかれるのは楽しいところ。外壁材を重ね張りすることで断熱・遮音効果も期待できます。

見た目と機能性の両方を維持・強化できる効果の大きい工事です。

外壁材は「サイディング(金属、窯業)、ALC、塗り壁(漆喰、セメントなど)、タイル」があります。
一般的な住宅では窯業系サイディングが使われていることが多いですね。

工事の方法① 外壁塗装

外壁の塗り替え
外壁塗装既存の外壁の上から塗り重ねる方法です。表面の細かなキズや割れは補修してから施工します。

下地に大きな痛みがなければ、壁面にそのまま塗料を重ねられます。「ひどい劣化はないけど見た目を変えたい」という時にもちょうどよいですね。サイディングの上から塗るのが一般的です。

工事でかかる費用

【60万円~】
諸費用が少なく済む、一番安価な方法です。
屋根の塗り替えの項目であげた塗料の種類と同じく、塗料のグレードがあります。

工事の方法② 外壁重ね張り

外壁の重ね張り
外壁重ね張りでは既存の外壁材の上に新しい外壁材を重ねて張ります

外壁のキズを補修し、その上に「胴縁」という下地材をつけ、さらに軽めのサイディングを載せるかたち。壁が2重になるようなイメージですね。
メンテナンスしつつ防音・断熱効果を上げてくれる施工方法です。

1階・2階でデザインを分割するなどアイディア次第でおしゃれに仕上げられるのもポイント。どれくらい幅を持った施工ができるか、施工業者に確認してみましょう。

工事でかかる費用

【150万円~】

廃材は出ないため、材料費によって費用が上がってきます。外装材も種類によって価格が異なるので確認が必要です。

まとめ

チェックポイント!

住宅の構造を保護するため屋根・外壁の塗り替えは10~15年ごとを目安にメンテナンスが必要
足場設置費用が掛かるため、屋根・外壁塗装は同時に行うのが理想的
費用が掛かるため、室内のリフォーム工事と同時期に行う必要は無い

屋根と外壁は、住宅の構造を守るための砦のようなものです。砦がボロボロでは、あなたのお城の本丸はいとも簡単に落ちてしまうでしょう。
美しく堅牢な家に住み続けるためにも、定期的なチェックとメンテナンスは必須です。

そのためにも、自分の家の屋根材・外壁なのかを知り、どんなリフォームが必要になるのかを考えておきたいものです。
そしてそれに見合ったリフォーム費用をコツコツと貯めておかないと…いけませんね。

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