リフォームとDIYの基礎知識

住宅改修・補修会社に勤める私が、リフォームとDIYの基礎知識から、生活の知恵・趣味のギターについて書き綴ります

自殺現場に遭遇したと思い、死ぬほどパニックになった話 その②

time 2016/03/23


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自殺現場に遭遇したと思い、死ぬほどパニックになった話 その①の続きです。~

 

翌日、引越しを終えたはずのアパートに再度到着した私。

 

駐車場越しに昨日退去したはずの部屋(2階)を見ると、カーテンが無くなっていたので引越が完了した事は解ったのですが、カーテンレールにチラっとスーツが掛かっているような黒いカゲが見えました。

 

「ムムッ。荷物残ってたら処分費掛かかるって昨日さんざん説明したのに。何か忘れて行きやがったな。」

 

そんな事を思いながら、玄関に向かい、昨日の段階で預かっていた部屋鍵で退去した部屋のドアを空けました。

 

ガチャッ。

 

ガコンッ!!

 

「んっ?!」

 

どういうワケか、鍵が掛かっていたドアを開場し、扉を開けようとすると、なんとアームロックが掛かっていて扉を少ししか空ける事が出来ません。

 

(あれ?昨日引っ越しは終わって今は誰もいないハズだよな?いったいどういう事だ?!)

 

退去して空室のはずの部屋に、カギを空けても何故かアームロックが掛かっていて入室できないという、体験した事が無い未知の出来事に軽くパニックになる私。

 

どうにか状況を理解しようと、少し冷静になって30度くらいだけ開くドアの隙間を、覗き込んでみました。

 

(何がどうなってこんな事になってんだ・・・?)

 

!?

 

そこに見えたのは、入居者の物であろう靴。

 

(え?!靴があるって事は、まだ中に?・・・いや、引越しは昨日だろ?!何で?!!)

 

(まあ、いずれにせよ、中に居るならインターホン鳴らせば出てくるか・・・)

 

ピンポーン

 

ピンポンピンポーン

 

ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポーーーン

 

・・・

 

・・・・

 

・・・・

 

「返事がねえぇええぇえーーー!!」

 

ここで状況を整理しましょう。

 

昨日この部屋で私が会った入居者は・・・。

 

・大手企業の従業員だけど、終始そわそわして落ち着きが無い様子。

・血走った目を見開きながら、独り言を言いながら大きな音を立てて引越し作業をしていた。

・部屋の中は乱雑し、缶ビールや一升瓶の空がそこら中に転がっている。

・喋ってみると自分からよく話すが、笑っていたかと思えば急にネガティブなテンションになったり、感情が安定していない様子。

・以上を踏まえて、私は「この人、鬱なんじゃないか」と疑っていた。

 

で、今直面している状況は・・・。

 

・昨日引っ越すと言っていたのに、何故か玄関にはアームロックが掛けられ、入居者の靴が置いてある。

・何回インターホンを押しても室内からの応答は無い。

外から見たその部屋の窓には、天井からスーツが吊るしてあるように黒い人影が見えた。

 

・・・

 

・・・・・・

 

・・・これ、完全に中で仏様になってるパターンじゃないすかね?

 

「と、とと、とりあえず、あの外から窓に映って見えた影だ!あれをもう一度確認しよう!」

 

・・・

 

・・・・・・・

 

「やっぱあれ、完全に人の影だよ・・・。ぶら下がってる・・・。スーツ着て吊っちゃってる・・・。」

 

「昨日会った時どう考えても様子おかしかったもん・・・あのあと仕事関係で揉めて切羽詰まってやっちゃったのかな・・・でもまさかこっちもこんな事になるなんて思わねえよ・・・」

 

状況的に、室内が「自殺現場」になっている事は十中八九間違いありませんでした。

 

(最悪だ・・・なんで俺ばっかこんな目に・・・・)

 

ごく普通な一般ピーポーな自分にとって、自殺現場に遭遇するなどあまりに日常とかけ離れた状況。

 

心臓の鼓動は早くなり、足元がフワフワして来て、目の前がカイジの如く「ぐにゃぁ~」となるのが解りました。

 

(でも、警察や会社に報告する前に、どうしたって“現場確認”はしなきゃならんよな・・・)

 

(警察官になった友達から、そういう現場の話は聞いた事あるけど、まさか自分“第一発見者”になるとはなあ・・・)

 

意を決して、室内に突入する覚悟を決めました。

 

アームロックを解除する方法も知っていましたが、必要な道具を持ち合わせいなかったので、はしごを掛けて直接バルコニーに侵入し、窓越しに見える「吊ってあるモノ」を確認する事に。

 

(退去立会いに来たの覚えは有っても、自殺現場の立合いに来た覚えはねーぞバカヤロウ!)

 

そんな事を思いながら、はしごを掛け、震える足をなんとか進ませながら、意を決してバルコニーに突入。

 

・・・

 

・・・!!

 

「これ!スーツがカーテンレールに掛けてあっただけだ!下からだとバルコニーで下半身が見えなかったが、『人』じゃあなかった!!」

 

「あっ」

 

次の瞬間目に映ったのは、室内でうつ伏せになって倒れている入居者の姿。

 

首こそ吊っていなかったものの、倒れている入居者の周りには大量の缶ビールやウイスキーボトル、そして薬が散らばっているのが確認できました。

 

「あああぁあああぁ・・・首は吊ってなかったけど、やっぱ逝ってしまったんだ・・・」

 

「でも、まだ息は可能性もある!!鍵は閉まってるか・・・畜生!起きてくれ!!!!!」

 

ドンドン!

 

ドンドン!ドンドン!

 

ドンドン!ドンドン!ドンドン!ドンドン!

 

必至に窓ガラスを 叩くも反応は無い・・・。

 

「終わった・・・とりあえず会社に連絡だ・・・他の予定は全部キャンセルしてもらわなきゃな・・・・・・・ん?

 

 

!?

 

 

・・・ムクッ

 

ガチャッ

 

ガラガラ・・・

 

 

入居者「アレ?どうしたんすか?」

 

 

生きてたーー!!!!(´◉◞౪◟◉)

 

 

俺「いや『どうしたんすか?』じゃねえよ!昨日引っ越すっつたのに玄関は開かないし反応は無いからアンタが死んだと思って滅茶苦茶心配してたんだよ!!つうかめっちゃ酒くせえーー!」

 

入居者「あー。てか、どうやって入ってきたんすか?w」

 

俺「くぁwせdrftgひゅじk9おl0p;@:」

 

その後、お互い冷静になって状況を詳しく聴いてみると、引越屋がトラブルで急遽来れ無くなったもので、頭に来てガンガン酒を飲んで寝てしまったとの事。

 

代わりの引越しの日程はまだ未定だから、決まったら連絡すると言われて、最後に「とりあえず眠いんで寝てていいっすか?w」と言葉を残してまたその場で深い眠りに付いてしまいました。

 

というワケでとんでもなくお騒がせなこの入居者、鬱病でも何でもなく、ただの酒癖が悪い超自由人であっただけの話だったのです。

 

不安やら安心やら怒りやら、色んな感情を一気に最大値近くのふり幅まで使用してしまったので、その日はもう精神疲労が半端じゃなったです。

 

しかしこの体験、芸人さんなら面白おかしく話して「すべらない話大賞」持っていくくらいのネタだと我ながら思いますw

 

結果的に笑い話で済んだからまあいいんですが、こういうトラブルは今後二度と御免こうむりたいですね!

 

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