リフォームとDIYの基礎知識

住宅改修・補修会社に勤める私が、リフォームとDIYの基礎知識から、生活の知恵・趣味のギターについて書き綴ります

欠陥住宅!天井裏はコウモリの巣窟に…。換気ダクトの接続は新築時に必ず確認しましょう。

time 2015/09/24

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「換気扇の中からゴソゴソと音がする。どうやらコウモリが居着いているようだ。」

 

秋口になるとコウモリの活動が活発になり、会社にこんな連絡が入る事が多くなります。

 

侵入経路は大概が外壁に付いている換気口。たいてい動物が侵入しない様に格子が付いているんですが、小型のコウモリだと、僅かな隙間さえあれば体を折り畳みながら侵入できてしまうんです。

 

「まあこの時期よくある事だから、室内からダクトにスプレーを吹き付けてコウモリを追い出して、外壁の換気口にネットを張って対策完了だ!」

 

という通常のコウモリ対策のセオリーで済めばよかったんですが、今回連絡を受けて訪れた現場、新築時の欠陥工事のせいでとんでもない状態になっていたんです(;・∀・)

 


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トイレの換気扇はただの飾りだった・・・。とんでもない欠陥工事!

 

「浴室の換気扇からコウモリの気配がする」

 

という事だったので、さっそく浴室換気扇を外し、様子を見てみると・・・。

 

!?

 

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ダクトが外れている?!

 

否、浴室換気扇のダクトは左側でちゃんと接続されている。

 

じゃあ、このダクトはまさか・・・。

 

そう、驚くべきことに、浴室と隣接するトイレの換気扇のダクトが接続されていなかったのです。

 

換気扇は外壁まで繋がったダクトに接続され、初めて臭気を室外まで送り出す事ができます。

 

ダクトが接続されていないのならば、トイレの臭気は屋根裏を通じて、少しずつ部屋中に行きわたっていたことでしょう。

 

そして一番問題なのが、外壁から引き込まれたまま接続されていないダクトが屋根裏に放置されていた事です。

 

言ってみれば、コウモリを屋根裏に侵入させるためだけに存在しているダクトと換気口になっていたわけですから・・・。

 

浴室の点検口を開けた先はもう「惨状」でしたよ(苦笑)

 

家が建てられたおよそ20年前から、ずっとコウモリを屋根裏に侵入させ続けていたもんですから、糞尿・死骸・今いるコウモリで地獄絵図になっていました。

 

数時間かけて清掃・駆除を完了し、ダクトをあるべき位置のトイレに接続し、外壁の換気口に網を張って、ようやく対策完了。

 

いやー、とんでもない欠陥工事があったもんですわ。

 

住設工事は複数の業者が手を掛けるので、欠陥工事が発生しやすい

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今回のような欠陥工事は、おそらく、住設工事で複数の業者が出入りする際に、役割分担や連携がしっかり取れていなかった事に原因があると思います。(通常、浴室・トイレ・キッチンなどの設備は、「設置」までは水道屋、その設備の電気関係の「接続」は電気屋、といったように分業されて出来上がります。)

 

「このダクト外れてるけど、後であの業者が付けるはずだから大丈夫だろう」みたいな具合で。

 

新築の現場では、多くの業者が入れ替わり立ち代わり出入りするので、こういった欠陥工事はどこにでも起こり得るんですよね。

 

対策としては、石膏ボードが張られて内部の構造が見えなくなる前に、自分の目で設備関係のチェックをしっかり行うしかないでしょう。

 

新築じゃない家でも、大体の家は浴室の点検口から天井裏を除くことができますから、換気ダクトの接続くらいは確認してもいいかも知れませんね。

 

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