リフォームとDIYの基礎知識

住宅改修・補修会社に勤める私が、リフォームとDIYの基礎知識から、生活の知恵・趣味のギターについて書き綴ります

海を目の前にして突然の「大津波警報」あなたならどうする?

time 2015/07/18

 

およそ2万人もの犠牲者を出す事になった東日本大震災。

 

我々日本人の中で、あの大災害はまだ記憶に新しく、地震大国日本でこれから生きていく上で、多くの教訓を残す事になりました。

 

私も宮城県民で、正にその災害の当事者であり、あの日以来「いざという時、どう行動すべきか」考える機会が多くなりました。

 

 

しかし、

 

 

実際に命の危機が迫る現場に直面した時、人間は頭でシュミレーションしていた事も簡単に吹っ飛び「冷静でいられず、パニックに陥ってしまう事」を、最近私自身が身をもって体験したのです。

 

 


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防波堤で釣りをしていたら・・・ 突然の大津波警報

 

晴れた6月の日、風も無く、蒸し暑くも無く、カラっとした心地の良い朝の事。

 

その日、私は友人数人と釣りに出かけていました。

 

とある漁港の防波堤に車を止め、釣竿をセッティングし、持参したキャンプ用の椅子に腰かけ、「各々の仕事の調子はどうだ」とか「監督が変わったサッカー日本代表は期待できる」とか、そんな話をしながら、アタリを待っていました。

 

いつもと変わらず、他愛のない話を繰り返しながら、休日の釣りを楽しんでいたのです。

 

 

おおよそ2時間くらい経過し、午前9時を回って頃でしょうか、ふと海を見ると、心なしか水かさが減り、波も荒くなっている様子が見えました。

 

「干潮の時間なのかな。」そう思った時、遠く離れた場所に見える灯台からけたたましいサイレンの音が鳴り響きました。

 

甲高いサイレンの音が鳴り響き、マイクで大きく増幅された声が何やら必死に騒ぎ立てています。

 

広い大海原に拡声器でいくら叫ぼうと、声は拡散し、ぼやけ、何を言っているか解らない。そんな中、私と友人達はかすかに「大津波警報」という単語だけ、聞き取る事ができたのです。

 

「え?これ大津波警報って言ってるよね?訓練とかなのかな?」

 

ざわつく気持ちを抑えながら、そんな話をしていると、そこにいた全員の携帯電話に不気味な着信音と共に、こんな通知が届きます。

image

 

ガチな大津波警報 目の前の海は荒れ始める

 

「いやいや、これガチなやつじゃん!非難しなきゃヤバい!!」

 

 

全員が宮城県民としてあの東日本大震災を経験した当事者です。「大津波警報」がどれだけヤバい事態か、皆が理解していました。

 

目の前にある海に視線を送ると、さっきより海が引き、波は荒れ狂っている様に見えました。

 

地震が無くても遠くで化け物クラスの地震が起きれば、大津波が知らず知らずのうちに襲ってくる。そのパターンが今まさに、来たのだと思いました。

 

「もういつ海が溢れて、今いる場所に津波が襲ってくるかもわからない。」そんな状態に見えました。

 

激しく動揺した私たちがとった行動

 

そんな状況を目にした私たちは、なんと「全力で釣りセットの片付け」を始めましたw

 

「ああーもう糸切れねえ!!どうしよう!!」とか叫んでた記憶がありますw

 

大津波警報が発令され、目の前の海は荒れ始めているのに、パニックに陥った私たちは逃げる事を優先せず、片付を優先していたのです。

 

防波堤から車まで、結構な距離を全力でダッシュしながら何往復もして、片付をしていたのです笑

 

 

全部の片付が終わって、車を出せる状態になるまで、およそ5分程度は経っていたでしょうか・・・。

 

息を切らしながら、「よし、どっか急いで避難するぞ!!」と車に乗り込もうとした瞬間、

 

いつの間にやら近くにいた漁師のオッちゃんが急に現れ、衝撃的な一言を発したのです。

 

 

「君たち一生懸命だねえw これ訓練だって知ってる?www」

 

 

まさかの誤報・・・ 釣りの仕掛けと引き換えに得た新たな「教訓」

 

「は?!いやいや、さっき携帯に大津波警報の通知きたんだけど?!!!!」

 

♪ぴろり~ん・・・

絶妙なタイミングで、携帯電話に通知が届きます。

image

 

★これは訓練です★

 

 

そう、そういうオチだったんです笑

漁師のおっちゃんはけらけら笑っていました。なんと地元民には前日から「明日訓練があります」という通知が携帯に来ていたらしいです( ゚Д゚)

 

そして海が荒れている様に見えたのは、多分ただの干潮だったのでしょうw

 

そして、私たちは「いやー完全に騙されたわ!切って捨てた釣りの仕掛け返せよ!!」と、その場ではあて場の無い怒りを口に、また釣りを再開したのでした。

 

 

しかし、今冷静になって考えると、あの出来事は「生きるか死ぬかの極限状態」をシュミレーションできた、本当に貴重な体験だったと考えています。

 

「早く逃げなきゃ」「その前に道具を片付ないと」「いやいや、早く逃げないと死ぬかも知れないんだぜ?」「結構高い道具もあるし、無くなったら勿体ない」「勿体ないのと、死んでしまうのと、どっちを選ぶんだ?」「あqwせdrftgyふじこlp;@:」

 

「極限状態」では頭の中がパニックを起こし、「早く逃げなきゃいけない」のは解っていたのに「道具を失う事が勿体ないという感情」に囚われ、結果、片付を優先してしまうという行動をしてしまいました。

 

どう考えても、命を優先し、道具の片付けなど後回しにして、一刻も早く車で走り出すべきなのに。

 

誤報には腹が立ちましたが、この出来事で、私たちは「訓練」では得る事ができない、「大きな教訓」を得る事ができました。

 

 

ちなみに後日、地元紙でこんな記事が掲載されていました。

image

 

やっぱり、同じように多くの人が騙されていたみたいですね笑

 

 

この記事を読んでくれた方、あなたなら、「生きるか死ぬかの極限状態」に直面した時どうするか。考えてみるのもいいかも知れませんね(・∀・)

 

 

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